2006年の夏、会社を辞めて初めて制作した作品でニュージーランドの山奥へ行った。牧場を営む老夫婦を「スカイフィッシュ捕獲名人」として撮影。リハーサル中、涙を流してへたり込んで笑う僕に、ばあさんが呆れながら「これはあなたの天職ね」と言った。
こないだ、2003年ごろに撮影したあるテープを見返していた。全裸&銀髪ウィッグの男友達が深夜の荒れ狂う海から上がってくるところを撮ったもの。仕事でも何でもない、意味不明な映像作品の一場面。
荒波がテトラポットを激しく打ち付けるなか、「もっと海の中に入って」と強硬に指示する僕。その僕に対して突然「じゃあおまえがやってみろ!!」とちんこ丸出しでマジギレし、ウィッグを叩きつけて浜へ上がってしまった全裸の彼。撮影してくれていた橋本さんは気まずくなったのか、朝焼けの空のカモメを映していた。
その場にいる全員まとめて、あまりにバカすぎる。バカすぎるし、くだらなすぎるし、稚拙すぎる。涙が出るほど笑った。
笑いながら、ニュージーランドのばあさんの言葉を改めて思い出した。
このころの僕は、忙しい合間を縫って、こんなにまでして、何かがしたかったのだ。天職かどうかはわからないけども、その何かをいまは「仕事」にすることができている。
2003 年の秋の海で意味不明な撮影をしているクソバカでマヌケな自分に何か言ってやりてぇな、と思った。しかしそれよりも、このころの僕に何も言わず付き合ってくれた増田や橋本さんには心の底から感謝したい。
カンブリア宮殿を見ていると、村上龍の眼鏡のオン・オフ挙動に目を奪われ、こちらとしては内容が全く頭に入って来ない、という事態が生じている。
眼鏡のオン・オフ挙動とは何かというと、村上龍がゲスト社長とのトーク中、手持ちの資料に目をやるときに眼鏡をオン、相手と話す時にオフ、という具合に眼鏡を手動で着脱する行動のことである。
これが一回の放送につき一度や二度ではなく、酷い時では1分間で8回くらい付けたり外したりしていたときもあった。こうなるとこちらとしては付けるか外すかどちらかに決定してもらえないか、という気持ちが生まれてくる。そのくらい決められないものなのだろうか?逆に、眼鏡をはずす意味はどこにあるのだろうか?装着したままで良いではないか。
ひとつ思い出したことがある。
随分前のことになるが、「オシャレ関係」に長渕の剛(ごう)、つまり長渕剛(ながぶちつよし)が出演したときのことである。そのとき長渕剛はサングラスをかけ、まあ例のオーラを噴霧しながら登場したのだが、会話が盛り上がると「それどういうことだよ〜!(笑)」等と言いながらさっとサングラスを外し、笑い終えしばらくするとまたハメる、という謎の行動を何度か繰り返していたのである。
そのタイミングやサングラスを外す速度があまりに自然であったため、見ている人は特に気にも留めなかったのかもしれないが、あの現象に何の意味があったのか、もう何年も気になっている。もしどこかでその回のVTRを見る機会があったらどうか注目して見ていただきたい。
長渕剛のサングラス着脱行動―。
このときの幻想的とも言える光景と比べると、村上龍の眼鏡オン・オフ挙動は目に煩いだけで筆者に何の感慨も与えない。(編集部:古屋)
『真・異種格闘大戦』はひさしぶりに面白さで震えが起こる漫画です。
相原コージ著かつ『ムジナ』的王道バトル漫画、と言えばわかる人にはこれだけで十分伝わるでしょう。
wikipedia『真・異種格闘大戦』より
『真・異種格闘大戦』(しん・いしゅかくとうたいせん)は相原コージの漫画作品。双葉社「漫画アクション」で連載されていた、現在は双葉社Web漫画アクションで連載中。
内容は動物界を代表する14科16種16名の選手たちによるトーナメント。
「真の地上最強は我々野生動物が決める!」
物語は、あらゆる格闘技のチャンピオンたちが集まって地上最強を決定するトーナメント「THE 最強(strongest)」で、日本の強矢鋼(ごうやはがね)が優勝するところから始まる―
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10代のころからもみあげを伸ばしたいという強い憧憬を抱いていたのですが自分は髭とかもあまり生えないタイプなのでなかなかもみあげが成立せず、憧れだけが募るばかりの青春時代を送り、今に至ります。33歳の現在、未だにもみあげは成立しません。いくら放置しても成立しません。
そんな事情があるため、もみあげが生えるくせに生やしていない人を見ると頭がおかしいのではないかと思ってしまいます。耳の脇から一万円札が生えてきているのにびりびり破っているのと同じくらい頭がおかしい人間に見える。大袈裟かと思われるかも知れませんが本当にそう思うのです。
人生に絶望している人、どうか自分は恵まれないとかおれには何も無いだなんて思わないでください。あなたにだって、誰かにとってのもみあげがあるはずなのです。あなたは心のもみあげを剃っているのではないですか?あ?
二〇一〇年七月六日 古屋雄作